今年4月、テスラは米ニュージャージー州でのEV販売の縮小を余儀なくされた。州が規制を改正し、ディーラーを介さない消費者への直接販売を禁じたためで、テスラはテキサス、アリゾナ両州でも消費者への直接販売を禁じられた。
テスラへ風当たりが各方面から強まりつつある背後にも、“既得権益”を奪われまいとするビッグ3の影がちらつく。北米トヨタの関係者は「テスラは虎の尾を踏んだ」と声を潜める。
気をもむ日本企業
今年2月、自動車業界とIT業界を驚かせるニュースが駆け巡った。「アップルがテスラの買収に関心をもっている」という。
スマートフォン(高機能携帯電話)といった情報端末などITを活用したスマートカー(賢い車)の開発は、IT・自動車業界の主戦場になっており、もともとテスラとアップルは事業でも関係が深く、元アップル社員がテスラに多いことも、観測に輪を掛けた。