【開発物語】サントリー酒類「ザ・プレミアム・モルツ」 (6/6ページ)

2014.7.21 05:00

活況の高級ビール市場をリードするサントリー酒類の「ザ・プレミアム・モルツ」

活況の高級ビール市場をリードするサントリー酒類の「ザ・プレミアム・モルツ」【拡大】

  • 「ザ・プレミアム・モルツ」の味や香りを検査する岡賀根雄工場長(右奥)ら。サントリー酒類の4工場で毎日行われている重要な業務だ=東京都府中市の同社武蔵野ビール工場
  • CMに出演する歌手の矢沢永吉さん。今年5月の期間限定バーのオープンにも駆けつけ、エールを送った
  • 東京・台場の本社で、中元商戦の追い込みを話し合うプレミアム戦略部の馬場直也課長(左から2人目)ら

 サントリーは、昨年人気を博したプレモルの限定品「コクのブレンド」を今秋も発売する計画。5月に発売した「香るプレミアム」と合わせ、季節商品の定番として定着させたい考えだ。

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 ≪FROM WRITER≫

 高級ビールの人気について、これまで何度も記事を書いてきた。その中では、伸長の要因として「節約疲れ」や「消費の二極化」、さらに景気回復といったことを挙げてきた。

 しかしもう一つ、日常的な買い物にコンビニエンスストアを利用する人が増えてきたことも見逃せないと感じている。高級ビールをケースでまとめ買いすればレギュラー品と比べて数百円の出費増になるが、1本ずつなら、その差はわずか20~30円程度。仕事帰りに一日の疲れを癒やすビールを買い求める際、「どうせなら」と高級ビールに手を伸ばす人も多いだろう。

 今年上期(1~6月)のビール類出荷量は、10年間にわたり市場を牽引(けんいん)してきた第3のビールが初めて前年同期実績を割り込んだ一方、ビールが2年ぶりにプラスに転じた。景気回復を背景に、消費動向が変化してきたことを如実に感じさせられる結果だった。

 「プレモル」の成功に刺激された各メーカーが相次ぎ新商品を投入し、高級ビールの選択肢は増えてきた。割安な発泡酒や第3のビールもやはり欠かせない存在だが、こだわり抜いた高級ビールの競争がますます活発になることを、“ビール党”として期待している。(山沢義徳)

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 ≪KEY WORD≫

 ■ザ・プレミアム・モルツ

 1989年に東京・多摩地区で限定発売した「モルツスーパープレミアム」が前身。2003年に名称を変更した。1963年の参入以来、赤字続きだったサントリーのビール事業の黒字化に貢献した。ホップは苦味の穏やかで華やかな香りが特徴のアロマホップが使用されている。大麦は二条大麦を、醸造に使われる水は深層地下水がそれぞれ使われている。

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