新日鉄住金鹿島製鉄所に今年6月、初入港した超大型鉄鉱石運搬船「ヴァーレ・マックス」=茨城県鹿嶋市【拡大】
今年4月にブラジルのツバロンを出港したヴァーレ・マックスは6月5日に大分に入港。8日に君津、18日に鹿島に入港し、それぞれ10万トン、14万トン、15万トンの鉄鉱石を降ろした。
世界で年間約12億トンに上る鉄鉱石の海上貿易で、3分の2の約8億トンが中国へ運ばれるため、「中国へいかに効率的に運ぶかが供給者側の共通の課題」(栄常務執行役員)という。資源メジャーのうち、リオ・ティントやBHPビリントンなどの豪州勢に比べ、輸送路の長いブラジル勢はハンディがあるため、運搬船の大型化はヴァーレにとっても輸送コスト低減に向けた大きな一手となる。
またアジア各国への運搬のため、ヴァーレはマレーシアに受け入れ基地をつくり、そこから運ぶことで、「メーカーとしては在庫の削減にもつながる」(栄常務執行役員)メリットも出るという。