さらに、試験導入中の会社からの要望で、このシステムに大きな付加機能が加わろうとしています。「タクシーの場合、管理側が『賃走』か『空車』か、という車両の状態を把握できることは非常に重要です。そこで、メーターの情報をシステムに取り込むことによって、車両の状態管理までが可能となりました。これでタクシー無線に求められる機能は、ほぼ反映できたと思っています」と岩本氏はコメントします。
さまざまな移動体通信、M2M分野への幅広い応用に期待
音声通話と位置情報だけでなく、車両の状態管理までを付加できることで、タクシー無線として今後の拡販が期待されていますが、岩本氏は他分野への応用を見据えています。
「この通信システムを展開する端緒としてタクシー無線を開発しましたが、日本全国どこでもつながるわけですから、他の移動体通信にも広げていきたいと考えています。具体的には、まず高速バスや物流会社のトラックなどが挙げられるでしょう。このシステムの最大のセールスポイントは、容易に導入でき、低コストの運用ができることです。費用面から無線通信環境の構築や改変に踏み出せない中小・中堅企業においても導入を進めていただけるものと思っています。さらには、今後の進展が見込まれるIoTやビッグデータといった新たな企業の情報活用の場にも、我々のシステムやサービスが貢献できれば幸いです。このような活動を通じて社会に貢献していくことが当社の望みでもあります」と期待を込めます。
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