富士山頂からドコモのVoLTE(下)試行錯誤を繰り返す…通信スピード「ドコモ優位」の理由 (1/3ページ)

2014.8.1 11:30

iPhone/Android全体平均(「RBBTODAY」7月28日掲載から)

iPhone/Android全体平均(「RBBTODAY」7月28日掲載から)【拡大】

  • iPhoneの結果(「RBBTODAY」7月28日掲載から)
  • Androidの結果(「RBBTODAY」7月28日掲載から)

 NTTドコモが今年も富士山頂にアンテナを設置した。富士山での通信スピード調査ではau、ソフトバンクに対して優位性が示された。その結果は、調査を実施しては試行錯誤を繰り返し、改善点を見つけてきた真摯な姿勢と地道な努力に裏付けられたものだ。(長浜明宏)

 ブロードバンド情報サイト「RBB TODAY」が昨年に続き、富士山5合目から山頂までを中心に44地点でLTEの通信スピード調査を実施した(「RBB TODAY」7月28日掲載)。調査にはドコモ、au、ソフトバンクのiPhone、Android端末がそれぞれ用意され、ドコモ優位の結果が出た。

 ドコモが全44地点で高速データ通信「LTE」回線が使えたのに対し、auはiPhone、Androidともに1地点が3G回線だった。ソフトバンクに至ってはiPhone、Androidともに測定不能が3地点あり、残りの地点も半数近くが3G回線だった。

 「電波を出しただけでは快適な環境をつくれたとはいえない。送信した後に調査を繰り返して少しずつ改善していくのがドコモのやり方だ」。ドコモCS東海 無線アクセス計画部の波多野幸泰さんは胸を張る。富士山頂へのアンテナ設置は1999年にスタート。mova(ムーバ)、FOMA(フォーマ)時代からの蓄積が今も生かされている。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

毎日25分からのオンライン英会話。スカイプを使った1対1のレッスンが月5980円です。《体験無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。