KDDIは27日、首都圏の1都3県でマンション向け電力小売り事業に参入すると発表した。グループ会社の電力サービス事業者アイピー・パワーシステムズと共同で9月1日から一括受電サービス「auエナジーサプライ」の営業を開始、年度内のサービス開始を目指す。販売地域も順次拡大していく。
auエナジーサプライは、地域電力会社などから高圧電力を一括購入してマンションの受変電設備で低圧電力に変換することで、家庭用で約5%、またはエレベーターなどの共用部で10~50%割り引く仕組み。契約マンションの全戸に電力使用状況を視認できるスマートメーターを設置する。
当初はau光サービスの導入マンションを中心に営業活動を展開するが、同サービスや携帯電話契約者向けのセット割り引きは、今後検討していく方針。