ルネサスエレクトロニクスが開発した半導体は複数の画像を同時処理し、周囲の状況を1つのモニターに映し出せる=28日、東京都千代田区【拡大】
国内の半導体メーカーなどが自動運転車向けの半導体や画像センサーの開発に力を入れている。ルネサスエレクトロニクスは28日、自動車の周辺の画像を認識して処理する機能を組み込んだ半導体を開発し、2016年に量産を始めると発表した。ソニーも周囲の状況を把握するカメラ用の画像処理センサーを15年から量産する。各社はスマートフォン(高機能携帯電話)に続く成長分野として、自動運転車向けの部品を収益の柱に育てたい考えだ。
ルネサスが開発した半導体「R-Car(アールカー)V2H」は、自動車の走行中に周囲の状況を検知し、危険を警告する「先進運転支援システム(ADAS)」に求められる機能を1つのチップに盛り込み、低消費電力化も実現した。
次世代車載ネットワークの「イーサネットAVB」を搭載しており、複数のカメラで映した画像を同時に処理できる。例えば、車に備えた4台のカメラでとらえた人や障害物の映像を1つのモニターに表示することが可能で、ドライバーの見落とし防止に役立つという。