地銀再編の旗頭…りそな注目の一手 M&Aに慎重、リテール投資を強化 (3/4ページ)

2014.8.29 06:21

 地域密着が強み

 東社長の目に手本として映る米銀は、ウェルズ・ファーゴ。サンフランシスコの一地銀から出発し、M&Aを通じて米銀トップの利益を稼ぎ出すまでに成長した。ひたむきにリテール(個人向け業務)の強みを磨いてきたウェルズ・ファーゴの株価は、08年の金融危機前から倍増の勢い。98年のトラベラーズとの大型統合を果たしたシティが、金融危機後に低迷しているのとは対照的だ。

 りそなは「個人と中小企業に重きを置く」(東社長)方針のもと、メガバンクをしのぐ約600の店舗を展開し、休日営業拠点の開設などに取り組む。その基本戦略は、スーパーの店頭に窓口を置くなど地域密着のウェルズ・ファーゴと重なる。

 りそなHDでは、元会長の故・細谷英二氏が経営改革を断行。高コスト性が指摘されるリテールビジネスにおいて、オペレーション改革の強化で創出した人員を営業部門に追加投入するなどして安定した利益を出せるようになった。現在、返済義務のある公的資金は1280億円。18年3月期までに返済する計画だが、アナリストは「既に前倒しする体力がある」と指摘する。

 今後は稼いだ利益の使い道として、これまで優先させてきた公的資金返済から「投資にシフトしていく」(東社長)構えだ。ただ、投資は店舗の強化といったリテールに重点を置く方向で、当面は積極的なM&Aと距離を置くとみられる。

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