“ミスター牛丼”吉野家・安部社長が勇退へ 「旨い・安い・早い」は不変だが… (2/3ページ)

2014.8.30 07:20

吉野家の安部修仁社長。業界の競争環境の変化を受け「旨い・安い・早いは不変だが、優先順位は変わる」と語った=29日、東京都北区

吉野家の安部修仁社長。業界の競争環境の変化を受け「旨い・安い・早いは不変だが、優先順位は変わる」と語った=29日、東京都北区【拡大】

 一方、牛丼大手3社の店舗数が計4000を超え、「飽和状態」ともいわれる点については「日本の外食頻度はまだ低い。高齢化や女性の社会進出が進む中、『内食・中食・外食』のシェア争いが成長のチャンスになるはずだ」と楽観視した。

 外食産業をめぐっては、人手不足や労働環境の改善問題が注目を集めている。安部氏は「先代の松田瑞穂社長の時代から、当社は時給を分単位で計算(してサービス残業を排除)してきた。雇用者と労働者は一体であり、そこをごまかして利益水準を上げる事業モデルは、いずれ淘汰(とうた)されるのが必至だ」と指摘した。

 その上で、「外国人の働き手に門戸を広げ、日本の現場で経験を積ませてほしい。外食産業のグローバル展開を加速するには、そうした人材の貢献が不可欠だ」と国に求めた。

「吉野家には“ピンチを克服するDNA”が存在する」

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