デジアナ変換が映るテレビには画面の上下で来年3月の終了が告知されている(写真のテレビは地デジ対応)【拡大】
立教大の砂川浩慶准教授(メディア論)は「これまでの周知が不十分だった。『暫定措置』と知らないままアナログテレビを見続けている利用者も多いのではないか。関係団体が対策の必要な世帯を正確に把握し、混乱の起きないよう丁寧に対応していくことが必要だ」と指摘する。
テロップで告知
総務省によると、1台目のテレビでデジアナ変換を視聴している世帯の半数近くが、CATVと有料契約していないという。同省は「CATVを建物全体で導入している集合住宅の住民の場合、『CATVを通じてテレビを見ている』という意識のないケースも多い。きめ細かい呼び掛けが必要だ」と指摘する。
現在、デジアナ変換で映るテレビの画面右上には「デジアナ変換」の文字が表示されている。これに加え、連盟加盟のCATV事業者は6月から、画面左上に「来年3月までに放送終了」の表示を追加。画面下にもテロップを常にスクロール表示させて注意をうながしている。ただ、連盟未加盟の中小事業者の場合、そうした表示を行っていないケースもあるという。