■米女優の日本語メキメキ上達 朝ドラの根幹「成長物語」健在
広島、大阪を舞台にした序盤が高視聴率を獲得しているNHK連続テレビ小説「マッサン」。来年の放送からは舞台を北海道に移し、主人公たちが本格的にウイスキー造りに奮闘する。今月23日に北海道余市町で行われたロケに同行し、一足先に物語後半をのぞいてみた。(本間英士)
「大丈夫ですか? みんな、少し難しい顔」
リンゴ畑が広がる余市町のロケ現場。主人公のエリー役、シャーロット・ケイト・フォックスさんは取材陣にそう日本語で語りかけ、場を和ませた。
米国出身のシャーロットさんはドラマのオーディションで初来日。日本語習得に苦労していたようだが、この日のアクセントは自然だった。制作統括の桜井賢チーフ・プロデューサーは「新しい日本語や日本の文化を毎日覚えていく」と驚き、連日にわたる撮影の成果が出ているようだ。