桜井さんは「ヒロインが外国人の朝ドラは初めてだが、登場人物たちが苦労を重ねながら成長していくという朝ドラの根幹は変わっていない」と説明。玉山さんは「北海道編ではマッサンの夢が明確化され、エリーとの絆も強まる。大阪編とは違う形で、夫婦の力強さをお見せできる」と期待を込めて語った。
■心洗われる、かわいい… ヒロイン・エリーに共感
初の外国人ヒロインという挑戦に出た「マッサン」だが、NHK大阪放送局には「エリーを見ているとすがすがしくて心が洗われる」「かわいくて演技もうまい」などと好意的な意見が寄せられているという。
早稲田大の岡室美奈子教授(テレビ文化論)も「放送前は外国人ヒロインで大丈夫かな、と思っていたが、主役2人がさわやかで、軽やかな展開も良い。2人の壁になる政春の母やエリーのライバルがいることで、視聴者がエリーに共感を抱きやすくなっている」と評する。