取材陣に公開されたのは、玉山鉄二さん演じる「マッサン」こと政春とエリーが、リンゴジュースを製造するため、リンゴ農園を訪れるシーン。リンゴの木が植えられた下り坂で、玉山さんは、足を取られたシャーロットさんの手を取り、優しくエスコート。撮影を通じて“夫婦仲”が深まっていることをうかがわせた。
「マッサン」は、ニッカウヰスキー創業者の竹鶴政孝さんと、その妻でスコットランド人のリタさんの生涯をモデルに、マッサンとエリーが北海道で製造した国産ウイスキーを出荷するまでをドラマ化する。現在は大阪を舞台に、国産初のウイスキーを創出する鴨居(堤真一さん)らとの交流が描写されている。
物語の後半に入り、独立したマッサンは余市に工場建設を決め、まずはリンゴジュースの製造に乗り出す。ウイスキー造りには熟成が欠かすことができず、準備には時間と資金が必要だからだ。桜井さんによると、北海道編のテーマは「故郷」。マッサンとエリーが困難を乗り越え、新天地に「新たな故郷」をつくる様子が描かれる。