マンション「水市場」受注競争 水道管改修、低コスト・工期短縮アピール (3/4ページ)

2014.10.1 06:39

 排水管は建物の構造体に埋まっているため、構造体のコンクリートスラブを壊して古い排水管を取り除くのが一般的だ。工事中は大きな騒音や振動が発生し、居住者の暮らしに多大な迷惑をかけるため、「並大抵の努力では(改修の必要性を訴えても)通用しなかった」(技術研究所第4研究開発室の山鹿英雄専門役)のが実態だ。

 これに対し新工法は、スラブに埋まっている継ぎ手部分をドライアイスで冷却して直径を縮め、下の階から油圧ジャッキで押し上げて抜く。その後、新開発の更新用集合管を取り付け、排水性を20%向上させた。工期も4分の1短縮できるため、売り込みに力を入れている。

 部材9割を自社調達

 積水化学工業は昨年、マンション専有部のリノベーション事業に参入。共用部を含めマンション全体で、16年度に100億円の売り上げを目指す。

 その中核を担うのが、既設管を腐食しない樹脂管に切り替える配管更新工事。これを突破口に、リノベーションの受注を有利に進める戦略だ。ライバルは他社から部材を調達するが、積水化学は取り扱う部材のうち9割を自社製品で賄うため低コスト化が可能。また「他社では決してまねできない性能面で際だった商品も用意。それらを駆使して工事を進めるので工期、費用の面で競争力を発揮できる」と高見浩三取締役は言い切る。

建て替え進まず水道管の更新需要活発化

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