■建て替え進まず水道管の更新需要活発化
不動産専門の情報サービスを提供する東京カンテイは、新築マンションが建て替え物件に代わるまでの期間をマンション寿命とみなし、これまでの建て替え事例202件を検証した。それによると平均寿命は33.4年だった。
水道管の劣化が進み、改修が必要なのは築33~34年を経過した物件との指摘が多いだけに、水道管の寿命イコール建物の寿命といえる。
国土交通省の調査によると、マンションの老朽化対策を議論している管理組合は約3分の1にすぎない。そのうえ、対策を検討しても、建て替えへの合意形成は思うように進まない。
このため大規模リニューアルによる延命が当面は主流とみられ、水道管の更新需要をめぐる動きがさらに活発化することになりそうだ。(伊藤俊祐)