近大は企業ノウハウの吸収のため、グローバル企業などとの提携・協業を相次ぎ進める【拡大】
近畿大学が、ネット通販世界最大手の米アマゾン・ドットコムの日本法人、アマゾン・ジャパン(東京)と連携協定を締結した。学生が教科書や参考文献をオンラインで購入できる専用ページの開設などに乗り出したが、今後も提携内容の拡大を検討する。近大が企業との提携・協業を積極的に進める背景には、4年後から18歳人口が大きく減り始める「2018年問題」がある。企業の知恵やノウハウを貪欲に吸収することで稼ぐ大学として地位を確立し、淘汰の時代を生き残るべく大学経営の基礎体力を鍛える戦略だ。(松岡達郎)
教科書をアマゾンで購入も
「大学生協で教科書を買うのに1時間以上も並ぶ大混雑が解消できる」
アマゾンとの提携効果について、近大関係者はこう期待を寄せる。
具体的な取り組みは、今年度後期から、東大阪キャンパス(大阪府東大阪市)の学生は、アマゾンの通販サイト内の専門ページから教科書や参考文献を購入できるようになり、最短で当日中に自宅や近くのコンビニエンスストアに届けてもらえるようになる。教科書などの購入費用は年2億円超にのぼるが、アマゾンを使うかどうかは学生に任せる。