また、プロ野球やサッカーJリーグなどの異業種とコラボした店舗の出店にも力を入れる。阪神タイガースや広島東洋カープなど地域に根ざした人気球団と連携し、店内にチームのグッズ売り場を設けるなどして地域に愛されることで、利用度アップも狙っていくという。
Jリーグ・ヴィッセル神戸のホームスタジアム「ノエビアスタジアム神戸」(同市兵庫区)に隣接するコラボ店舗「ヴィッセル・ローソン」は8月末にオープンした。店内はヴィッセル神戸のチームカラーやエンブレムで統一され、試合開催日には店員がユニホーム姿で接客する。
同店の担当者、谷川雄亮さん(30)は「サポーターが店内外で記念撮影をするなど好評。オープン初日には、限定グッズを買い求める約40人の行列ができて驚いた」と手応えを口にする。店内のグッズ売り場には、ステッカーやタオルなど約50種類の商品が並んでいる。
ヴィッセル神戸のファンだという同市西区の大学3年の石田詩織さん(21)は「試合のない日でも、身近なコンビニで実物を見ながらグッズが買えるのはうれしい」と笑顔をみせた。