セブン、ファミマも
もちろん、他社も独自の経営戦略を展開している。
セブンイレブン・ジャパンは、JR西日本やJR四国と提携し、駅構内にあるコンビニや売店をセブンイレブンの店舗に切り替える「駅ナカ」コンビニ事業を進めている。集客力が高く、競合店が少ない「駅ナカ」店舗を拡大させ、西日本でのシェア獲得を加速させている。
ファミリーマートは、ドラッグストアや定食屋、カラオケ店などとの“連携店舗”に力を入れており、今年から5年間で2千店舗までに拡大させることを目標に掲げる。
さらに、全国農業協同組合連合会(JA全農)のスーパーと連携した「ファミリーマートAコープいよ店」(愛媛県伊予市)を5月末にオープン。同店の売り場面積は、標準的なコンビニの約2~3倍にあたる278平方メートルで、地元の野菜や果物などを販売する生産者直売コーナーを設けている。