□「Project Ara」責任者 ポール・エレメンコ氏に聞く(上)
■組み立てスマホ、グーグルの挑戦
メーンカメラは2000万画素、ディスプレーは5インチにしようかな-。気分にあわせて、あるいは必要に応じて、機能を選び、モジュールを付け替える。そんなスマートフォンが現実になろうとしている。それが約1年前から米グーグルが進める「Project Ara(プロジェクト アラ)」だ。
グーグル社内で、先端的な研究・開発を進める部門、ATAP(Advanced Technology And Projects)が「Project Ara」を担当。その責任者、ポール・エレメンコ氏は、Project Araのゴールが「ハードウェアの民主化(democratize)」だと述べる。今回、日本のメディアに対してインタビューに応じたエレメンコ氏からは、プロジェクト アラについて、さまざまなコメントが得られた。
◆内骨格だけ提供
携帯電話のハードウエアのエコシステムの民主化だ。新たな技術をよりスピーディーに採り入れられるようにする。ひいてはユーザーの手にそうした新技術がいち早く届くようにするということ。いわばアンドロイドのハードウエア版、つまりハードウエアにおけるフリーでオープンなプラットフォームということですね。アンドロイドでは、アプリ開発のためにソフトウェア開発キット(SDK)を提供していますが、プロジェクト アラではMDK、モジュール開発キットがあります。開発者は、ハードウエア、モジュールを開発して、モジュールマーケットで販売していくことになります。