地方銀行再編の波が全国に押し寄せている。横浜銀行と東日本銀行に続き、7日には肥後銀行と鹿児島銀行の経営統合交渉が明るみに出た。地銀が都道府県の枠を越えて一緒になる相手を探し始めたのは、人口減少により将来の金融サービスの需要先細りが避けられないためだ。
7日午後の東京株式市場。肥後銀と鹿児島銀が統合を検討していると伝わると、統合による利益拡大を期待した買い注文が殺到し、両行の株価はそれぞれ年初来高値を更新した。
「地銀再編時代の幕開けだ」。大和証券の松野真央樹アナリストは一連の動きをこう表現した上で、「財務内容が健全なうちに、他行と統合して先手を打つ前向きな再編の動きが今後も続く」と予想する。