地銀再編はかつて、不良債権処理で経営が行き詰まった中小銀行を救済する形式が中心だった。直近では、今年10月に経営統合した東京都民銀行と八千代銀行、2016年春の統合を目指す横浜銀と東日本銀などの組み合わせのように、競争力強化を目的とした再編が目立ってきた。
ただ現状は、景気回復による株価上昇や不良債権の減少で、地銀は業績が回復しつつあり、「再編を急ぐ動機がない」(地銀幹部)と再編には消極的だ。
こうした中、再編を後押ししているのが金融庁だ。1月には、畑中龍太郎長官(当時)が地銀トップに「業務提携、経営統合を経営課題として考えてもらいたい」と迫った。5月には自民党も成長戦略の提言に地銀の統合・再編をにらんだ広域金融機関の創設を盛り込んだ。