大林組は25日、米中堅建設会社のクレマー社(ウィスコンシン州)を買収したと発表した。買収額は数十億円程度とみられる。大林組はこれまでもM&A(企業の合併・買収)などで北米事業を広げており、今回の買収で老朽化したインフラの更新需要の取り込みを進めるとともに、将来的な国内建設需要の落ち込みを見据え、海外事業を伸ばす狙いもある。
クレマーは米中西部を地盤として、橋梁(きょうりょう)、道路、鉄道などの工事に実績がある。年間売上高は約200億円。大林組はクレマーの経営者らが持つ過半の出資分を買い取ったが、買収後も現在の経営陣が経営にあたる。14年3月期の海外売上高は全体の約2割にあたる2975億円で、北米が1567億円を占めていた。