そもそも国内でLCCの本格参入が起きたのは12年。同年3月のピーチを皮切りに、7月にジェットスター、8月にエアアジア・ジャパン(現バニラ・エア)が相次ぎ就航、「LCC元年」ともてはやされた。さらに今年8月には、国内4社目となる中国系の春秋航空日本が成田発着路線に就航した。
旅客数も伸びている。国土交通省が11月に発表した国内のLCC利用状況に関する調査結果によると、関西-福岡など主な9路線の昨年の利用客数は計636万人で、11年と比べ2.4倍に増加した。売りは何と言っても、その「安さ」だ。
安さゆえの落とし穴
しかし14年には安さゆえの落とし穴が浮き彫りになった。航空会社にあってはならない「パイロット不足」だ。病欠や採用の不調でピーチは5~10月に約2000便、バニラも6月に154便の大量欠航を余儀なくされた。