■英Waterlogic バクテリア99.9999%除去
■UV-Cライト用いた世界特許技術
あなたが今飲んでいるお水は本当に安全ですか?
東京や大阪などの大都市はもちろん、地方でも「水は買って飲むもの」という意識はここ数年でさらに加速している。ペットボトルに入った水を買ったり、自宅や職場でもウオーターサーバーを導入したりと、さまざまな方法で水を飲んでいる。
しかし、それでも十分ではない。より安全で安心な水があると主張するのが、英国の浄水器メーカー、Waterlogicだ。同社は1992年に英国で創業した比較的新しい浄水器メーカーで、現在は業務用製品を中心に扱っている。グーグルやアマゾンなど、大手企業でも採用しており、全世界で75万台を納入している。
現在は、日本国内でも家庭向け製品を展開している。今回は、同社が中国・青島(チンタオ)に持つ工場に伺い、Waterlogicが提案する新しい形の浄水器について、話を聞いてきた。
◆パッケージ水使わず
Waterlogicの浄水器が選ばれている理由。それはパッケージされた水を使わないというところにある。業務用製品の場合、本体は水道の蛇口とそのままつながっている。また、家庭用製品では、水道水を入れる大きなタンクが付いている。とはいえ、水道水をフィルターで濾過(ろか)するという従来からよくある製品とはちょっと違う。
Waterlogicの製品は、通常の浄水器と同様にフィルターに水を通したあと、本体内部に備えたUV(紫外線)ライトを使って水中のバクテリアを99.9999%除去する。中国・青島の工場で製造、研究開発グループのCEO(最高経営責任者)を勤めるJonathan Ben-David氏は、この機構を採用した理由について次のように語る。