帝人と関西大は8日、「曲げ」や「ねじり」を感知する生地を使った着用型の「ウエアラブルセンサー」を開発したと発表した。医師の遠隔操作による手術や要介護者の管理、職人技など「動き」のデータ集積に活用が見込まれる。3年以内に事業化を目指す。
開発した生地は、力を加えると電気を発生する性質を持つ繊維を使用。平織りや綾織りといった織り方と電極の組み合わせで電気の発生の違いを判別できる構造にし、「曲げ」「ねじり」「伸縮」などの動きを感知する。洗濯も可能だ。
従来のウエアラブルセンサーは、電気を発生するセラミックやフッ素系樹脂を使用。セラミックは柔軟性がなく、樹脂は温度変化にも反応するなど着心地や精度に課題があった。
帝人と関西大のセンサーは繊維のため柔軟で、温度にも反応しない。感知した医師の動きをロボットで再現すれば、遠隔操作による手術などが可能になる見込みだ。