日本企業、ベトナム事業で攻勢 官民一体でインフラ輸出、高品質強み (2/4ページ)

2015.1.13 06:35

円借款が供与され、大成建設などが工事を担ったノイバイ国際空港の第2旅客ターミナルビル=4日、ベトナム・ハノイ

円借款が供与され、大成建設などが工事を担ったノイバイ国際空港の第2旅客ターミナルビル=4日、ベトナム・ハノイ【拡大】

 日本は1992年にベトナムへの経済協力を本格再開。対ベトナムでは2国間で最大の政府開発援助(ODA)の供与国だ。国際協力機構(JICA)によると、今回の第2旅客ターミナルビル、ニャッタン橋、連絡道路の総事業費は計1785億円で、このうち7割強にあたる1315億円は円借款でまかなった。

 「日本のインフラ輸出にとっても大きな成果だったと思う」。一連の完成式典に出席した太田昭宏国土交通相は帰国後の今月6日、会見で手応えを示した。

 ベトナムは2013年の経済成長率が5.4%で、20年までの工業国化の達成を目指している。だが、経済成長で増大するインフラ需要に、整備が追いついていない。道路や公共交通機関、エネルギーの安定供給に向けた発電所などの充実は、一段の成長に不可欠だ。

 日本政府は、20年までに海外へのインフラ輸出の受注額を10年比3倍の30兆円に拡大する目標を掲げている。国内が人口減に直面する中、日本企業もこの流れに乗る形でベトナムでの商機獲得に注力している。

「日本のゼネコンとしては、ベトナムで最も経験と実績がある」

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