昭シェルの筆頭株主であるロイヤル・ダッチ・シェルも原油安が業績の重荷となっており、資産売却による事業の見直しを急ぐ。仮に株式公開買い付け(TOB)による昭シェル買収を提案されれば、それに応じる素地は整っている。
問題は売却先が出光になるかどうかだ。昭シェルが業界2位の出光と組めば、連結売上高は8兆円規模となり、12兆4000億円でトップのJXに対抗できる。あるいは社風が大きく違う出光とではなく、経営規模が近い3位のコスモ石油や4位の東燃ゼネラルと組み、第三極を築くこともあり得る。
いずれにしても出光と昭シェルの交渉の行方次第で、業界地図が大きく塗り替えられることは間違いない。