国際的評価で勝る「MRJ」 敵愾心むき出し…中国「ARJ」が焦るワケ (1/6ページ)

2015.1.18 07:00

中国が近く就航する小型ジェット機「ARJ」(ユーチューブより)

中国が近く就航する小型ジェット機「ARJ」(ユーチューブより)【拡大】

 新幹線に続き、航空機でも中国が日本に国際受注戦争を仕掛けようとしている。中国が約12年もの長い期間を費やして開発した初の国産ジェット旅客機「ARJ21」初号機が、ようやく中国・成都航空に引き渡され、近く商業運航を始める。

 座席数が78~90席と、今年5月に初飛行を予定する三菱航空機の「三菱リージョナルジェット(MRJ)」と競合するサイズの中小型機。日本としては市場投入で中国に先行された格好だが、国際的な評価ではMRJが“圧勝”の様相を呈する。そのワケは?

 懸命のアピール「量産態勢整った!」

 「8つの国内空港間で28ルート、81回のテストフライトを順調に終えた。累積飛行時間は172時間を超え、耐久基準をクリアした」

 ARJ21を開発する中国商用飛機有限公司(COMAC)は昨年11月末、耐久試験を終えたことで、いよいよ商業飛行の準備が整ったと発表した。それに先立つ同月12日には、珠海航空ショーでデモ飛行を披露。8の字飛行などで観客を沸かせた。着陸後の機内からタラップに降りたCOMACの金壮竜会長は、満面の笑みを浮かべながら手を振るパフォーマンスを見せた。

「すでに西安の工場で量産態勢に入った」、「上海の新工場も完成した」

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。