全日本空輸によるエンジン洗浄作業。燃費性能を1%高められる【拡大】
洗浄にはエンジン1基当たり4時間を要するが、燃費効率は1%高まる。1%といってもばかにできない。東京-ニューヨーク間では片道でドラム缶約5本、全日空全体では年間1万7500キロリットルの節約となり、CO2削減量は4万3000トンに及ぶ。
洗浄は、運航への影響が少ない夜間に行うのが望ましい。ただ気温の低い夜間に行えば、水が凍ってエンジンを傷めかねない。気温が5度以下だと作業は不可能になるため、冬場にはほとんど行えなかった。
そこで同社は、水に特殊なアルコール系の薬剤を混ぜる手法を編み出し、マイナス5度以下でも作業できるようにした。
これまで冬場の夜間における洗浄は羽田空港のみで行ってきたが、今シーズンから成田、中部空港にも拡大した。
全日空は昨年4月、各部門の社員約60人が参加する社内横断組織「燃費節減プロジェクト」を3年間の予定で始動。今回のエンジン洗浄も、このプロジェクトで実施を決めた。