スカイマークが発注したA380の初号機は、昨年4月に初飛行を終えた。この約3カ月後に購入契約が解除される(エアバス提供)【拡大】
その飛行機は今も仏南西部のトゥールーズで手持ちぶさたの状態にある。平成23年にスカイマークが欧州エアバスと購入契約を結んだ世界最大の旅客機「A380」6機のうち、ほぼ完成していた初号機だ。一部にスカイマークのデザインが施され、初飛行も終えていたが、昨年7月下旬に全6機が解約。今は「買い手が現れるのを待っている状況」(関係者)という。
経営破綻したスカイマークの命取りになったのが、このA380の導入計画だった。6機の購入代金は総額1915億円。契約を結んだ23年は経営が絶好調の時期だったとはいえ、年間売上高のほぼ倍にあたる巨額投資でもあった。
だが、業績は急速に悪化し、代金支払いが滞る。エアバスからは購入契約解除の通告に加え、7億ドル(約830億円)の違約金を求められた。会社のイメージ悪化や客離れが加速し、経営を追い詰めていった。