スカイマークが発注したA380の初号機は、昨年4月に初飛行を終えた。この約3カ月後に購入契約が解除される(エアバス提供)【拡大】
だが、これだけの超大型機を使いこなせる航空会社は世界でもそう多くない。当初から日本の航空業界では冷めた反応が多かった。
「話を聞いたときは『超無謀』だと思った」。大手航空会社の役員はこう振り返る。「国際線経験ゼロの会社がいきなり超大型機で長距離路線を展開しても、うまくいくわけがない」
負債さらに拡大も
西久保のもとで突き進んだ拡大路線の象徴といえるA380の導入計画。全6機がキャンセルとなり、会社が経営破綻した今も、エアバスとの違約金問題は着地点を見いだせていない。
社長の有森は「民事再生法の適用申請を、違約金交渉(を有利に運ぶため)の道具にしようとは考えていない」とし、エアバスに対しては「理解を得ながら誠心誠意、交渉を進めたい」と神妙な姿勢をみせる。