だがしかし。グーグルは19日でこのグーグルグラス(通称=グラス・エクスプローラー・プログラム)の発売を中止したのです。グーグル側は「今後も研究開発は続けます」とのコメントを発表しましたが、それなら販売をわざわざ中止する必要はありません。
つまり“こんな商品、売れやしない”というわけで、市場から葬り去ったのです。夢のIT機器ともてはやされたグーグルグラスがなぜ早々と葬り去られたのか。今回はこの一件についてご説明いたします。
発売中止のニュースは、15日付で米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)や英紙デーリー・テレグラフ(いずれも電子版)など、欧米主要メディアが一斉に伝えました。
グーグル側は公式サイトで「グーグルグラスはまだ幼年期で、皆さんが最初の1歩を踏み出すことでわれわれに歩き方を教えてくれた」と顧客への感謝の意を示したうえで、グラス部門はグーグルXから「卒業」すると表現しました。