大赤字ソニーがストップ高、大幅黒字の日立が10%安…5日の奇妙な株価の理由は? (2/3ページ)

2015.2.5 17:20

決算内容について説明するソニーの吉田憲一郎氏=4日、東京都港区

決算内容について説明するソニーの吉田憲一郎氏=4日、東京都港区【拡大】

 ソニーに関しては、前日4日に発表した今3月期の通期業績予想を上方修正したのが要因。営業損益を黒字に転換し、最終赤字は2300億円から1700億円に減るという内容だ。2年連続で1000億円を超える大幅赤字という内容には違いがないのだが、「底を打った」という見方も強まっており、投資家の期待が高まるという現象になっている。

 ソニー株は大震災前には3000円台をつけていたが、大震災以降は経営不振から値下がりし、2012年11月には700円台まで下げていた。アベノミクス開始以降に値上がりが続いている。

 一方の日立製作所が4日発表した連結決算発表によると、10-12月期の3カ月間に限れば、営業利益は11%減の1081億円、最終利益は12%減の833億円となり、ともに前年同期より100億円超減った。

日立側は「中東問題や原油安により先行き不透明感が強い」と説明

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