「餃子の王将」の店舗で働く女性従業員。「男社会」の王将で今後、どれだけ女性を増やすことができるか(王将フードサービス提供)【拡大】
ただ、古くからの王将ファンは中高年になり、満腹感だけでは満足しなくなってきている。さらに少子化が進んでいることから来店者数を維持・増加させるためには、従来の若い男性客だけでなく、女性客の取り込みも重要な課題となる。昨年は、中高年や女性客ら向けに、料理の量を従来の半分にする「ジャストサイズメニュー」の販売を始めた。
王将は、取締役会での池田氏の発言に取り入れることで今後、女性が働きやすい会社に生まれ変わる考えだ。昨年は、平成7年の株式上場以来初めてとなるベアを実施。月1万円のベアを断行し、今春も渡辺社長は「昨年並みのベアを実施する」と意欲をみせる。
現在、王将で働く社員の1日の労働時間は基本の8時間に加えて、残業2時間の計10時間になっている。今後は残業時間を減らし、時間的な制約のある主婦でも働くことができる職場環境を整え、雇用の幅を広げる。来春の稼働をめざし、約60億円を投資して埼玉県東松山市に「セントラルキッチン」を建設中で、工場での調理工程の配分を大きくすることで、店内の作業を少なくし、労働時間の短縮を目指す。