ナノフュエルのナノエマルジョン燃料製造装置と松村健彦社長=川崎市川崎区【拡大】
再生可能エネルギーのバイオマス発電は世界中で普及が進んでいるが、燃料には稲わらや木材、もみ殻など固形を使ったものがほとんど。植物原油をディーゼルエンジンで燃やすと、燃焼時にエンジン内にリンなどの未燃物が残留するため発電が困難だった。同社はナノ化技術を活用することで植物原油をディーゼル発電用に改質した。
再生可能エネルギーといえば太陽光や風力、波力などがあるが、いずれも天候によって発電量が大きく変化するため、そのまま送電線に電気を流すと電圧が一定せず停電になる可能性がある。液体バイオマス発電の場合、安定調達が可能な植物油を燃料とし、ディーゼル発電を行う。このため気象条件による影響を受けることなく、年間通して昼夜を問わず安定した発電が可能だ。