新発売の「プレミアムボスブラック」【拡大】
最近は、カフェやファストフードのコーヒーとの競争激化やコンビニエンスストアのカウンターコーヒーの台頭などで、缶コーヒー市場は停滞気味だが、「ボス」シリーズは1992年の発売以来販売数量を伸ばし続けている。市場調査会社のインテージSRIによると、自動販売機を除いたスーパー、コンビニなど店頭での缶コーヒー(ボトル缶・ショート缶合計)の売上金額は2014年に「ボス」がシェアトップになったという。
会見に同席した柳井慎一郎・食品事業本部ブランド戦略部部長は、「新製品で無糖ボトル缶コーヒーのトップを目指し、プレミアムボスのブランド化を図っていきたい」と話す。開封後もキャップができるボトル缶は、停滞気味の缶コーヒーの中でも店頭販売が好調。市場全体でも無糖タイプでは、ボトル缶が半分以上のシェアを占めているという。「無糖のボトル缶は、レギュラーコーヒーや無糖茶などとの併飲率も高い。新製品で缶コーヒー市場全体の拡大もねらっていく」(柳井氏)としている。