≪Q&A≫
■保育所完備 働く母親支援
--通所施設の全国平均より高い稼働率だ
「サービスの質を落とさないため、新規希望者を無理に増やしていない。職員が十分に確保できないときは、利用者に対して『通所を週3回から2回に減らしてほしい』などと頼んでいる。サービスの質を保ちたいという方針を理解してくれているので、聞き入れてくれることが多い。利用者との信頼関係が当社の一番の売り物だ」
--介護業界は人手不足で人材確保に苦労している
「当社では職員が安心して働くことができる環境づくりをしている。新規スタッフには手厚い教育プログラムを提供し、未経験者も積極的に採用している。昇給や昇格のチャンスも平等に与えられ、がんばり次第で役員や管理職を目指すことも可能だ。施設内には保育所も完備しており、小さい子供を持つ母親も安心して働くことができる。また外部の講師を招いての研修の機会も設けている。このため定着率は年々上昇している」
--15歳以上65歳未満の生産年齢人口が減り続けている
「高齢者や障害者が働く場をつくればいい。自分が社会に参加して役に立っているということは、全ての人にとって喜びとなる。例えば脳梗塞の後遺症で左手が動かない人の場合、右手を使うことはできる。このため右手用の生産ラインを作れば働くことができる。これまで活用されてこなかった人材を生かすことで、労働力不足を補い、人生のやりがいを見いだすことにもつながる」
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【プロフィル】浦野幸子
うらの・ゆきこ 国立仙台病院付属リハビリテーション学院卒。理学療法士。病院などの医療機関で勤務。2001年ハッピーラブハッピー(現孫の手・ぐんま)を設立し、現職。45歳。福島県出身。