また、公的資金も海外投資家と並んで株買いの主役となっている。これまで、株価を下支えしてきた年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)や日銀だけでなく、企業年金連合会なども株式投資を増やすため、公的資金による株の買い支え余力はまだ数兆円あるとみられる。
野村証券の元村正樹ストラテジストは「上場企業の27年3月期決算が従来予想通りに好調であれば、年内に2万円を突破するだろう」と分析する。
ただ、過熱感を示す指標も出ている。東証1部の値上がり銘柄数を値下がり銘柄数で割って算出する騰落レシオ(25日移動平均)は2月18日以降、「買われすぎ」の目安となる120%を下回ったのは3月5日のみ。個人株主は1月第3週(19~23日)から7週連続で売り越している。
また、内閣府が9日発表した昨年10~12月期の国内総生産(GDP)改定値は速報値から下方修正されるなど、国内の経済指標には弱さもみられる。
みずほ証券の末広徹マーケットエコノミストは「今の株式相場はファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)を上回っており、バブル懸念が高まる可能性もある」と分析する。