【第24回地球環境大賞】トヨタ自動車(2-1)水素社会の礎ひらく燃料電池車 (3/5ページ)

2015.3.23 05:00

田中義和氏

田中義和氏【拡大】

  • 「ミライ」の内装
  • 燃料電池車の仕組み

 ■17年には年産3000台を目指す

 --納車までの期間は?

 「今注文をいただいても、納車は18年以降になります。これだけの高い評価をいただきながら、納車まで約3年かかってしまうというのは本当に心苦しい限りです。現場サイドでは、今の生産態勢で少しでも早くお客さまに納車できないかという話をしています」

 「先ほど受注は法人と個人がほぼ半々と言いましたが、納車まで約3年待ちということで購入に踏み切れない個人のお客さまが私のまわりにもいらっしゃいます。それを考慮しますと、ミライの需要は法人より個人の方が多いと思われます」

 --地域別で受注が多いのは?

 「一番多いのが愛知、次いで東京、以下、福岡、神奈川、兵庫、大阪の順です」

 --1日何台生産している?

 「1日3台です。当社では、燃料電池車の基幹部品であるFCスタック(燃料電池)や高圧水素タンクなどを内製化しており、それらを一つひとつ確認しながらしっかりつくっているため、どうしても生産台数は制約を受けてしまいます。ミライは新技術の車なので立ち上げ当初は特に品質最優先で、慎重かつ大事につくっていかなくてはなりません」

 --生産態勢を大幅に強化します。さらに上乗せすることはある?

 「現時点では分からない、というのが正直なところです。当初、年産700台という計画だったのを、発売からわずか1カ月の段階で16年に同2000台程度、17年には同3000台程度と大幅に拡大すること自体、異例のことですから」

 「現在の燃料電池車が第1ステップとしますと、2020年ごろには次のステップに入ることになると思います。このときにはお客さまの支持にきちんと応えられる生産態勢にしなくてはならないと考えています」

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