--販売好調を受け、燃料電池車の普及期は早まる?
「燃料電池車の想定される普及期は2025年とか2000年代半ばとか言われていますが、何万台オーダーで安定的に買ってもらえるかどうかは、私たちがよりいい車をお手ごろの価格で提供し、さらに水素ステーションなど水素の供給網が整備されていくかどうかにかかっています。ただ、車の売れる、売れないは経済合理性によるところが大きいのも事実です。例えば、ハイブリッド車プリウス。2代目、3代目と燃費性能をはじめ車両を進化させたことが前提となりますが、国内市場では、税制優遇に加えエコカー補助金を出していただいたこと、さらには原油高に伴うガソリン価格の高騰もあって燃費のいいプリウスが爆発的にヒットし、特に3代目は2012年まで車名別年間販売台数で首位を獲得しました。一方、現在、米国では、(原油安やシェール革命で)ガソリンが安くなっていることもあり、トラックやSUV(スポーツ用多目的車)系を中心に販売が好調です」