1985年の4月1日に電電公社が民営化され、NTTが誕生してからきょうで30年が経過した。自由化により、通信市場は総合商社や自動車、鉄鋼業界などから新規参入が相次ぎ、30年前の約4倍となる22兆円超の巨大市場に拡大。日本経済を牽引(けんいん)するまでに成長を遂げた。一方、競争分野は電話からインターネットやスマートフォンに様変わりし、その流れに乗ったソフトバンクが3社目の総合通信事業者に躍り出た。KDDIを含めた通信3極による競争は、自由化30年を経てさらに激しさを増しそうだ。
新生ソフトバンク
ソフトバンクは1日付で通信4子会社を合併する。携帯電話事業のソフトバンクモバイルに、固定通信事業のソフトバンクテレコム、ADSL(非対称デジタル加入者線)事業のソフトバンクBB、携帯・PHS事業のワイモバイルを統合。売上高3兆5000億円超、従業員1万7000人、携帯電話(PHS含む)契約数はKDDIを上回る4700万件に達する。
今夏にも、ソフトバンクモバイルの社名から「モバイル」の文字が消える見通しで、NTT、KDDIに次ぐ第3の総合通信業者となり、通信市場は名実ともに3極態勢となる。