三菱自動車は10日、「ランエボ」の愛称で親しまれたスポーツセダン「ランサーエボリューション」の最後のモデルとなる特別仕様車「ランサーエボリューション ファイナルエディション」の先行予約受付を開始した。
特別仕様車は1000台の限定販売で、現行の10代目「X」がベース。エンジンを改良し、最高出力はXの300馬力を超える見込み。排気量2リットルのターボエンジンを搭載する国産車としては、スバルの「WRX STI」(308馬力)を抜き、トップクラスになるという。
高級感を出した内外装にし、価格は429万8400円。発売は今年8月頃を予定する。
初代のランエボはバブル崩壊から間もない1992年に誕生。96年からWRC(世界ラリー選手権)で4年連続のチャンピオンとなり、高出力のターボエンジンと四輪駆動を世界にアピールした。