パナソニック、最終益４９％増　車載関連好調、構造改革も後押し (1/2ページ)

　パナソニックが２８日発表した２０１５年３月期連結決算（米国会計基準）は、売上高が前期比０．３％減の７兆７１５０億円、営業利益が２５．２％増の３８１９億円、最終利益が４９．０％増の１７９４億円だった。車載関連事業などが好調で、構造改革効果も後押しして大幅な増益を達成した。

　分野別の営業利益をみると、成長戦略の柱に位置づけた車載関連事業が海外を中心に好調で、前期比５３％増の１０５７億円を計上。映像・音響機器事業も、構造改革の効果などにより４５％増と伸長した。

　連結営業利益率は、１６年３月期の目標だった５％を前倒しで達成。津賀一宏社長は「円安の追い風もあり、そこそこ満足できるところまできた。１６年３月期は５．４％を目指す」と話した。

「成長優先に舵（かじ）を切り、１９年３月期に向けてスタートする」