■停車本数は同じでも…
新潟と同じく全列車通過とはいっても、群馬県の高崎駅は、上越新幹線と北陸新幹線が合流する重要な場所であり、これまでは拠点駅という位置付けだっただけに、上越新幹線が主体の新潟県よりもはるかに深刻だといえる。
JR東日本高崎支社総務課では「停車する本数はダイヤ改正前と変わらない」など実害がない旨を強調する。通常ダイヤの列車本数を、平日下り本数ベースで比較すると、3月14日のダイヤ改正以前は、上越・長野あわせて1日74本の新幹線が高崎を通り、このうち61本が停車した。ダイヤ改正後は、78本中62本が停車する。停車する割合も約80%と、ほぼ同じ。臨時ダイヤまで含めれば、改正前よりも停車本数は増えそうだ。
実際に高崎駅に行ってみた。
東京行きの列車を待つ会社員にダイヤ改正後に何か変わったか聞いてみると「東京との往復で乗るには、本数も頻度も特に変わっていないのでは」という感想だった。ただ「新潟や長野行きは違うかもしれない」とも付け加えた。確かに今回のダイヤ改正では、長野新幹線時代に比べて北陸新幹線の本数が増えた一方で、上越新幹線は総数、高崎停車ともに減った。とはいえ需要は東京、大宮方面の上りの方がずっと大きい。こと東京までの1時間足らずの移動にとっては、自由席がない「かがやき」はむしろ歓迎されない。