東電の長期借入金残高は15年3月末で約2兆9000億円。主な借入先は政投銀や三井住友銀のほか、みずほ銀行や三菱東京UFJ銀行などの大手銀行。東電はこれら主要取引行と、今年に入り追加融資に向けた協議を進めていた。
東電の15年3月期決算は経費や燃料費の削減が奏功し、経常利益が前期比で2倍超の2080億円だった。ただ、原発の再稼働は見通せず、本格的な業績改善には至っていない。
同社は今後2年間で社債の償還などに約1兆3000億円の資金が必要で、資金繰りが困難になれば「黒字倒産の可能性もある」(数土文夫会長)と危機感を募らせていた。