年度ベースでは首位を奪還したダイハツも、営業利益が24.6%減の1106億円と6年ぶりの減益となった。海外販売で、市場全体が好調な北米ではなく、アジアなどの新興国に軸足を置いていることも響いた。
スズキはインドでは販売が伸びたが、経済が停滞するタイやインドネシアといった東南アジアで低迷。ダイハツも主戦場のインドネシアでの販売が落ち込み、業績を押し下げた。
過去最高益が相次ぐ自動車大手の中で「軽2強」の苦戦は際立つ。16年3月期連結業績の予想はスズキが営業利益で5.9%増の1900億円とする一方、ダイハツは9.6%減の1000億円と2年連続の減益を見込む。
軽自動車税の増税で16年3月期も「厳しい環境」(ダイハツの三井正則社長)が続くとの見方が強い。両社とも国内販売の減少を海外販売で補う計画を立てるが、為替リスクもあるだけに国内の収益力回復が急務だ。