3月12日、英国のサウサンプトン港に陸揚げされる日立製作所が製造した高速鉄道用車両。鉄道市場は世界的に拡大が見込まれている【拡大】
正確な運行ノウハウや安全性の高さで日本の鉄道は世界のトップクラスを誇る半面、海外では「日本の鉄道インフラはコストが高い」というイメージが強く、独自の進化を遂げた「ガラパゴス」と揶揄(やゆ)されることも少なくない。日本の鉄道部品メーカーが付加価値の高さをアピールし海外メーカーとの差別化を図るには、国民性に裏打ちされた「緻密なものづくり」が切り札となる可能性はありそうだ。(松村信仁)
■新幹線で使われている主な部材品と納入企業
◆ねじ
ハードロック工業
◆軸受け
日本精工、ジェイテクト、NTN、不二越、近江鍛工
◆車体制御
岩井製作所、ブリヂストン、KYB、日立オートモティブシステムズ、三正工業、丸上製作所、東洋ゴム化工品
◆駆動関連
東芝、富士電機、三菱電機
◆ブレーキ
曙ブレーキ工業、三益工業
◆パンタグラフ
東洋電機製造、ファインシンター、帝国カーボン工業
◆運転席
コイト電工
◆座席
シロキ工業、天龍工業、東洋紡、トヨタ紡織
◆窓
AGCファブリテック、日本伸管
◆内装・照明
TBカワシマ、レシップ、住江織物
◆トイレ
五光製作所
◆ドア
ナブテスコ、扶桑電機工業、横浜製機
◆連結部分
成田製作所、ジャバラ、日本航空電子工業
◆車輪
新日鉄住金
◆レール
大同キャスティングス、関東分岐器、大和軌道製造、スミハツ
◆信号
日本信号、大同信号、京三製作所
◆ケーブル
日立金属、古河電気工業、フジクラ、昭和電線ケーブルシステム、住友電気工業
◆電気関連
三菱電機、東光高岳、日本ガイシ、明電舎
◆防音壁
積水化学工業