日本百貨店協会が19日発表した4月の全国百貨店売上高は既存店ベースで前年同月比13.7%増と2カ月ぶりに前年実績を上回った。前年に消費税増税後の買い控えがあった反動に加え、訪日外国人向けの売上高が単月で過去最高の伸びとなったことが寄与した。
訪日外国人向けの売上高は197億円で約3.2倍伸びた。増税の影響がなかった一昨年同月比でも0.1%増となった。
4月の商品別では、比較的気温が高く夏物衣料の売れ行きが好調で衣料品が9.9%増となったほか、商品券を除き、全ての項目でプラスとなった。地域別では、訪日外国人の消費押し上げ効果が貢献して東京が17.8%増、名古屋が20.1%増、大阪が18.3%増とそれぞれ大幅に伸びた。
井出陽一郎専務理事は、4月以降の賃上げの広がりなどで「5月以降も一昨年を上回る好調な数字が期待できる」と話している。