「暑くなり水着を下見に来る客が増えた」。女性の遊泳水着で国内シェア首位の店舗「三愛水着楽園」を展開するAi(アイ)の広報担当者はこう声を弾ませる。
同社は、今年の流行とされる果物柄や上下が異なるデザインの商品を中心に展開。色は好景気時に売れる明るいパステルカラーが中心だ。昨夏は台風など天候不順で西日本を中心に販売不振だったが、今年は5月下旬からショッピングモールなどで出店を加速して150店超で販売攻勢をかける。
素材を供給するメーカーの期待も大きい。東レは今年8月までの1年間で、女性の遊泳水着向け素材の販売が昨年同期から4万枚分増の136万枚分になると見込む。海水浴などに加えて野外の音楽フェスなど着用シーンが増えているため、着心地が柔らかな新素材で販売拡大を狙う。
旭化成も日焼け防止の上着などを着る女性が増えていることから紫外線防止や速乾性の素材を提案。今年は5月中旬までの店頭販売実績が前年同期を上回る衣料メーカーが多いとして、「好調なスタート」(広報室)としている。
イトーヨーカ堂は21日、浴衣の販売を23日から始めると発表した。女性向けでは淡い水色やピンクなど人気のカラーをそろえ、帯やげたなどの小物も充実させた。昨年比約1割増の20万枚の販売を目指す。
三越も21日、銀座店で昨年より2週間早い6月3日に浴衣売り場をオープンすると発表。外国人客などの需要も狙う。高島屋はシーズン中に、全店で前年比8%増を狙っている。