タカタは、ガス発生装置が長期間、高温多湿の環境下にさらされたことなどを異常破裂の一因だとし、適切に管理すれば安全との立場を崩していない。
タカタや米道路交通安全局、自動車メーカーなどが調査を進めているが「根本的な原因は不明」(タカタ)。日本自動車工業会の池史彦会長(ホンダ会長)も「湿気の侵入経路や部品の配置、さまざまな要件や条件が重なったときに起きる非常に複雑なものを持っている。真の原因究明はまだ時間がかかる」と話す。
今回のリコールで、タカタは交換部品の生産が間に合わず、かなりの部分を他社製の装置で代替している。新型車のガス発生装置をタカタから他社製に変更する自動車メーカーもある。タカタ自身、硝酸グアニジンを使った装置を一部で生産している。
それでも、リコールで新たに交換したものも含め、硝酸アンモニウムを採用している車両は膨大だ。仮に「クロ」と判断されても直ちに使用中止に踏み切るのは容易ではない。